ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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ポッポ焼き

市場で売っていた「ポッポ焼き」。「蒸気パン」と呼ばれるほうが、かつてのこのあたりでは一般的でしたが、いつのまにかポッポ焼きに駆逐されてしまったようです。新潟市と下越地域(地図の北のほう)限定のお菓子だそうです。
ポッポ焼き_c0145183_5383214.jpg

ホットケーキみたいな生地を、細長い型に流し込んで焼いただけ。ほんのり黒砂糖の風味がして、ほの甘く、蒸しパンに似ています。もっちりとした素朴な味です。お祭りの夜店にも必ず出ていて、店によって微妙に味が異なるので、好きなひとはひそかに、「毎年、入口から何件目の、あの店のポッポ焼き」と決めていたりします。

水原市場で売っているひとは、和菓子職人さんみたいな白衣を着た、無口なおじいちゃんじゃなくなっていました。そのお孫さんくらいの年齢の女性でした。ポッポ焼きも、黒砂糖の風味が薄く、ふわふわで軽い食感に変わっていました。昔のものばかりがよいとは言わないけれど、懐かしさを差し引いても、やっぱり昔のほうがよかったな。
Commented by rabi8a at 2009-01-02 12:53
食べてみたいなあ...鹿児島で似たお菓子に「げたんは」っていうのがあります。「下駄の歯」です。
微妙に固くて微妙に柔らかい黒砂糖味の甘いお菓子です^^
Commented by green-field-souko at 2009-01-02 20:57
■うさこさま あ、鹿児島の黒砂糖、好き好き^^ 大叔父からよく送って
もらっていました。あの、ぶっかいたような形の、素朴な甘さ♪
でも、「げたんは」は知らなかったわあ。いつか大叔父のお墓参りに行きたい(しゅん)
by green-field-souko | 2008-12-31 05:39 | そうるふうど | Comments(2)