ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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じーの入院




4月の初め、ある雨の日のことだった。
「今日は足元わるいから」と言う、ばーのいうことを聞かず、
すべりやすいビニールのサンダルを、突っかけて出かけたじー。
案の定、つるっといっちゃって、こけた拍子に右手の中指を強打した。

指は腫れた。異様なまでに。
病院へ行かなくちゃ、と言うも、こんなもんは大丈夫だと、じーは拒否。
もとより頑固なひとなので、とりあえず静観することに。

数日後。腫れたところが、素人目に見ても、化膿している。
病院へ行こう!と誘うも、そのうちに治ると、じーは言う。
腕を引っぱって連れて行こうとしたら、かまうな、と手を振り払われた。(怒)

困り果てた、ばーと草子は、孫ちゃんにじーの説得をお願い。
おたま「おじいちゃん、一生のお願い。病院で診てもらって」
ハル 「指が腐って、なくなっちゃたら大変でしょ」
じー、孫の言うことなら素直に聞き、ようやく近くの医院へ。



「うちでは無理、即、ここへ行ってください!」と紹介状を持たされて専門病院へ。
その場で入院、緊急手術となる。
患部を切開して、傷んだ骨を削り、膿を出して内部を洗ってもらう処置。
一度じゃだめで、日を置いて二度やらないといけない。
その間の抗生物質の点滴は通院でもよかったのだけれど、
一日二度も遠い病院へ通うのは無理なので、ひと月近く入院してもらった。


おたま&ハルにお礼を言う。
ふたりが言ってくれたから、頑固なじーも指を切断しないで済んだよ。
ありがとうね。
そしたら、おたまがニヤリと笑って言った。
「そーら、みたことか」


     :


その後、じーは無事に退院となり、現在、自宅でリハビリをしています。
(自分で意識的に指を動かしたり、モミモミする程度)
どうして病院へ行くのがいやだったのかを、じーに聞いたら、
「気合で治ると思っていた」(←周囲脱力)


備忘録。あるいは、ご報告でした。


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Commented by seechan2525 at 2015-05-05 10:15
気合いだ、気合いだ、気合いだ~っ!
Commented by green-field-souko at 2015-05-05 15:17
■シーさま
気合で治るなら病院いらない、っつーの…。
本気でそう思っていたのかしらねえ。
思わず心の中で「マジぃ~?!」と、つぶやいてしまったわ。
ご心配をいただき、ありがとうごいました。
Commented by masayankinuyo at 2015-05-05 17:20
草子さん~こんにちは♪
気合いで治るもんなら どんな病でも治る気合い術
伝授してほしいですね^^;
遠回りしたけど治って良かったです~♪

桜、最後に八重桜見れたし
私今年は八重桜…まじまじ見れなかったんで
見にこれて良かった~♪
Commented by green-field-souko at 2015-05-05 17:44
■kinuさま こんにちは^^
気合とかなんとか言ってるじーですが、ほんとは
病院で痛くされるのが怖かったのではないかという
疑念が、ちらほらと噂されております。ふ。
おかげさまで退院しました。ありがとうございます。

そんなわけで、夜桜どころじゃなかったのでした。
ぎりぎりで八重桜が撮れました。
しっかし、ヘタだわ…お目よごしでごめんなさい。
Commented by myurinm at 2015-05-06 04:28
おはようございます。
大変でしたね・・
快方に向かってらっしゃるご様子で良かったです。

痛かった事でしょう
言われれば言われるほど、後へ引けなくなるようですね。
それに、男性は痛みに弱いようですね。
引き続きお大事にね。
Commented by germanmed at 2015-05-06 04:38
おたまちゃん、やり手だわー。素敵♪
じーの気合も孫には勝てぬ。ふふふ。
でもひと月とは大変でしたね!入院する本人も大変だけれど、家族も本当に大変ですよね。お疲れ様でした。
Commented by green-field-souko at 2015-05-06 06:46
■みゅリンさま おはようございます^^
はい。病院へ連れて行くまでが大変でした。

なにしろ指一本だけのことなので、入院中は(退院後も)
本人は退屈がって、そっちのほうが気の毒なくらいです。
来週抜糸の予定なんですが、それまで、そのへんに
手をぶつけたりしないよう見張っています。
ご心配、ありがとうございます^^
Commented by green-field-souko at 2015-05-06 06:57
■どくとるくまさま
素敵と言っていただき、ありがとうございます。
この話をすると、
力が抜けた笑いをする派と、ウケる派とに分かれます(笑)

今回のことで初めて、手の専門病院があることを知りました。
手に特化した医療機関が田舎町で成り立っているんですよ。
スタッフはてきぱきして感じがよく、主体性をもって仕事しているふうでした。
「新潟手の外科研究所病院」といいます。
Commented by 焼き鮎 at 2015-05-07 11:09 x
お久し振りです。
田んぼが賑やかな時期になりましたね。

やはり。すぐにここへ行け!で
手となれば、うちのご近所ではなかろうか?
と勝手に想像しておりました。
草子さまのご実家からだと確かに距離ありますね。
無事に快方に向かっているようで何よりです。

草子さまも連日の多忙の日々お疲れ様でした。
疲れで体調崩されませんように。
Commented by green-field-souko at 2015-05-09 11:57
■焼き鮎さま おひさしぶりです^^
そうです! 焼き鮎さんの地元の、あの病院です。
ロビーの窓から眺める外は、特産サクランボの花が満開でした。
病院へ通う道の周りは、ほとんどが水田で、
じーの退院日はちょうど田植えの時期で、風景に勢いがありましたよ。

ご心配をいただき、ありがとうございます。
焼き鮎さんも、お元気でおすごしくださいね^^
Commented at 2015-05-13 20:55
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by green-field-souko at 2015-05-19 13:17
■2015-05-13 20:55の鍵コメさま
つらいことを思い出させてしまったね。
うん、こちらもだんだん、そうもいかなくなってきているよ。
そういうことを感じる度々に
気持ちをタフ&鈍いモードに持って行こうと努める(笑)
結局、事実を共有しながら対処していくしかないんだろうね。

ありがとう。更新を楽しみにしています。またね~^^
by green-field-souko | 2015-05-05 10:03 | ふりかえる家族史 | Comments(12)