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旅するように暮らしたい

ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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開墾場




機(はた)関係は難しい。
材料も、織も、道具も。

どうにかならないものかと
調査地の近隣に、手がかりをさがしたことがあった。
米沢の高機や養蚕。
会津のカラムシ。
置賜の紅花。

性急な仕事を本業にしてきた身に、
果てしなさすぎる調べものは、精神的に堪えた。
反面、大河の対岸を臨むような
おおらかな気持ちよさも、また、ほんとうで。
今度、生まれてくるときは、研究職に就いてみたいものだと思った。



松ヶ丘開墾場。
戊辰戦争で賊軍となった旧庄内藩士たちが、
刀を鍬に持ち替え、
産業報国を示すべく拓いた。

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広大な桑園。10棟もの大蚕室。
製糸工場と絹織物工場。

官営の洋風建築の製糸工場が建てられた同時代に、
ここでは、民営による和風建築が選ばれた。

蚕室の中には、太い柱や長い梁。
蚕に必要な通風を得るための無双窓。

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蚕の生育を早めるなどの床暖房、「埋薪(まいしん)」の工夫。
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ここで発明された汎用農具。
ここで品種改良された何十種類もの稲。
ここで生きた、誇り高い人々。




米沢を訪ねれば、米沢がいちばんと思い、
昭和村を訪ねれば、昭和村がいちばんと思い、
このときは庄内がいちばんと思っていた。

画像情報を見たら、昨年の11月3日となっていた。
帰りの峠越えで、たしか、ミゾレに遭ったのだった。
今年は、養蚕作業が始まる季節に訪ねたい。
そのころ、開墾場の桜は満開だろうか、散っているだろうか。

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Commented by fusk-en25 at 2017-01-25 09:29
子供の頃、毎年蚕を飼っていました。
5ミリぐらいの幼虫を10匹ぐらい。
学校前の文房具屋に。「蚕来ました。」って張り紙が出て。
ボール紙の箱を持っていくと入れてくれる。
学校の帰りに毎日桑の葉を同じ店で買って来て食べさせる。
一度だけ祖母が火鉢に小さな鍋をかけて繭を炊いて。絹糸を引っ張り出してくれたことがあったのを思い出して。
養蚕などからは程遠い話だけれど、楽しかった。
和田英の富岡日記を読んだこともあります。
Commented by green-field-souko at 2017-01-25 11:09
■fuskさま 文房具屋さんで蚕や桑を売っていたのですか!?
それは、おもしろいですね!
子どもはみんな買って飼ったのでしょうか。一匹いくらだったのでしょうか。

数年前、明治まで生糸と絹織物の産地だった、栃尾(現在は長岡市)で
仕事をさせてもらったのですが、養蚕と機が解らず泣きました…。
繭を茹でる小さな糸とり鍋(資料ですw)を使い、給湯室で茹でて実験しました(笑)
でも、だめですね、経験のあるひとから教わらないと解らないものだなあと思いました。

そのころの記事です。ごらんいただければ嬉しいです。
http://vegebatake.exblog.jp/17195171/
http://vegebatake.exblog.jp/19009520/
http://vegebatake.exblog.jp/19026357/

富岡製糸所にも行ってみたいです。行こうかとしていた矢先に世界遺産になり、
むちゃくちゃ混むようになったのでペンディングにしたのでした。
そろそろ空いてきているでしょうか。
by green-field-souko | 2017-01-24 14:17 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(2)