道端のタケノコ
2017年 05月 07日
今年は例年になくタケノコが不作だとかで、
スーパーに出ていないし、
出ていても驚く値段なので諦めていたのだけれど、
たまたま通った道端でタケノコを発見。
ころんと太ったタケノコが
ビニール袋に入れられて簡易な棚にぶらさがっている。
灯台下暗しとはよく言ったもので、
まさか、地元の無人野菜売り場に豊富に並んでいようとは。
数人の先客がいて、
ああだこうだとタケノコを品定めしながら、
どのひとも嬉しそうに笑っている。
母親らしい小柄な老婦人を連れた青年が、
仔犬みたいにはしゃぎながら、
「今年もヤマザキさんのタケノコはいいよお」と
知っている相手のように、今だけ居合わせているわたしに言う。
老婦人の白髪が初夏の陽ざしの中で
ふわふわ輝いて、なんてきれいなのだろう。
ヤマザキさんの孟宗竹のタケノコは今朝、掘ったばかり。
中くらいのタケノコは1本500円。
大小2本の見当で1000円。
とても大きいものは1本1000円。
とは言っても、自然のものなので、サイズと値段は結構アバウト。
なので、みんな、これと思うタケノコを選ぶのに夢中。
「こっちのがおっきいから」
青年は親切に勧めてくれるが、
それだと、うちの鍋に入らないので、小ぶりの500円にする。
どのひとも、わざわざ、ちゃんと払いますよ、の仕草でお金を入れる。
そして、どのひとも、ビニール袋を重そうにぶら下げて、
路肩に停めた車で嬉しそうに去っていく。
ヤマザキさんのタケノコは、ひとを善男善女にするね。
すぐにタケノコを茹でる。
とても新鮮なので、すこしも削り捨てるところがない。
ひとつかみのコヌカもヤマザキさんの親切。
(タカノツメはうちの畑産)
ひと晩、茹で汁に浸けておき、
翌日、白だしでコトコト煮含めた。
あーーー、シアワセ。
にほんブログ村
Commented
by
seechan2525 at 2017-05-08 07:17
この時期の醍醐味ね~♪
さあて、どんな風になるかな?
楽しみね~←?
さあて、どんな風になるかな?
楽しみね~←?
0
Commented
by
green-field-souko at 2017-05-11 12:26
by green-field-souko
| 2017-05-07 08:15
| 日々の照り降り
|
Comments(2)