ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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忘年会FAX

 毎年、ご招待してくださるところから、今年もお誘いのFAXが。
 わたしがまだ駆け出しの頃から、お世話になってきたクライアントです。

 にぎやかな宴会が苦手。はなやかな水割りスナックが苦手。カラオケに至っては土下座してでも回避する。働くおとなとして、およそあるまじきことをやっているわたしですが、こちらからのお誘いだけは長年、皆勤賞です。
 社長氏が口のわるいのは、シャイの裏返しだってことを、わたしは知っています。社員の方々の顔ぶれは、いつものおなじみさんが大半で。ゲストも人柄がよくて信頼できるひとばかり。そんな集まりは、めったにないと思います。

 不景気なのに、今年も変わらず声をかけてもらえるって、ありがたいなあと思います。

 わたしは職人系なので、信頼を築ける相手に対しては、たとえすごく無理しても、よい仕事を提供しようとがんばります。わたしという仕事人を選んでくれたことに感謝し、精一杯むくいたいと考えるからです。
 それなのに、自分の保身と利益だけが価値基準にあるひと、量から質へ仕事をシフトできないひと、非常に低いレベルで予算や時間を管理できないひと、ばかりが目立つ昨今です。まったく、どうなっちゃっているんでしょうかね。
 ラクなほうへ引きずられて腐らないよう、劣化しないよう、わたしも気をつけねば。ひとはどうあれ自分は誠実に。いつまで踏んばれるか、わかりませんが。
by green-field-souko | 2007-12-03 15:20 | 日々の照り降り | Comments(0)