ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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葉玉ねぎ

 玉ねぎの玉の部分が太ってきました。編隊さながら等間隔に植えられて並ぶ玉ねぎですが、全部が揃って同じ大きさや形に育つわけでもなく、いつまでも大きくならないもの、トウが立つもの、変形するもの、さまざまです。
葉玉ねぎ_c0145183_13224651.jpg

 うちは自家消費やおすそ分けに尽きる〝はんぱ百姓〟ですから、不揃いや変形はどうということもないのですけれど、トウが立っては捨てるしかなくなりますので、トウが立ちかけたものから順に引き抜き、「葉玉ねぎ」として食卓に並びます。トウとは、葱坊主、葱の花軸のことです。

 よその地方の農家、プロの農家では、どうなのか知りませんが。うちのあたりでは、玉ねぎの間引いたものが「葉玉ねぎ」です。葉を食べるのに長ねぎにあらず、玉を食べるのに玉ねぎにあらず。炒め煮にしたり、玉子とじにしたり、せっせと食べる初夏の味です。
葉玉ねぎ_c0145183_1323240.jpg


 余談ですが。かーちゃんは玉ねぎの畝間に、枝豆を植えました。いまはまだ小さい枝豆苗ですが、玉ねぎを収穫するころには、もっと大きくなって、今度は枝豆が主役に替わります。順繰りです。
Commented by rollingwest at 2008-05-10 17:21
4月の青梅で見た「葱坊主」は実に可愛かったけれど、「トウ」って菜や蕗などの花茎や花軸のことを言うのか・・。
「トウが立つ」の意味は、「野菜が食べごろを過ぎてしまった」という意味だったのか・・。実に勉強になりました。

新潟の枝豆(チャマメですよね)は、香りや深い味わいがあって本当に大好きです。
Commented by green-field-souko at 2008-05-10 17:42
■RWさま はい。わたくしくらいの齢になりますと、トウが立つどころか、
引き抜いて捨てる場所さえも憂慮されるようです。
黒埼茶豆はブランドになっていますが、早採りやらお盆過ぎ用やら、
ほかにもさまざま種類があるようですよ。
新潟県民は、枝豆をザルや丼に盛って大量に食べるのが普通なので、
県外の方にはよく驚かれます。
Commented by RW at 2008-05-10 20:27 x
あはは、草子さんは数ヶ月前に写真で拝見したけど大丈夫だよ。

職場に山形出身の奴がいて。「ダダ茶豆」のブランド名は山形のものだから、似たような茶豆と一緒にするなとこだわっています。
皆、地元の名産には誇りを持っているんだね。
Commented by green-field-souko at 2008-05-11 18:59
■RWさま 野菜は地域性があって面白いなあ、と思います。
出張に出かけると、地元スーパーの野菜売り場をウオッチングするのが
最近のわたしの大きな楽しみです。田舎にいくほど魅力的ですね。
by green-field-souko | 2008-05-10 13:26 | 畑でわたしは考える | Comments(4)