ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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続・湯呑に異変

 このあいだ、近所の男性が病気で亡くなった。お葬式からして最低限みたいな雰囲気だったのだけれど、あんのじょう供養されていないらしく、元奥さんのところへ〝出た〟そうな。生前、あまりよい旦那さんじゃなかったらしく、元奥さんは「もう関係ありません!って追っぱらったわ」と言っていた。

 そしたら次は、男性の友人のところへ〝出た〟そうな。友人さんはタクシードライバーをやっていて、これまで無事故だったのが、どんどん事故る。ダメージもどんどん大きくなっていき、怖くなって、うちのとーちゃんとこへ相談にきたのだった。とーちゃんはお坊さんでもなんでもなく、むしろそういうものは信じないタイプなのだけど、なぜか相談にきた。友人さんは、「おれはあっちから呼ばれている。このままだといつか殺される」と。

 ふ~ん、そういうこともあるんだねえ。なんて、みんなで話していたところ、たまたま、かーちゃんの叔父さんがふらっと遊びにきた。叔父さんは葬祭会社に勤務していたので、そういうことに詳しかろうと、カクカクシカジカと説明しながら、お茶を淹れていたら、湯呑がパカッと割れた。なんの傷もなさそうな、古くもない客用の湯呑が、かーちゃんの手の中で真っ二つにパカッと。

 割れ口は刃物でスパッと切ったかのような直線。ふつうに考えると、まあ、あまり、あり得ないと思われるのだけれど。一般小市民のおとなが4人、同時にそれを見ていたそうな。それで、ちょっとした騒ぎになった。



 ということなので、昨日わたしは、うちの仏壇に頼んできたのでした。「困り者が来ているみたいだから、家の中を守ってね」と南無南無。曽祖父の好物だった、お砂糖をかけた白玉団子もつくって、おあげしてきました。ひーじいちゃん、かなりの親分肌で、わんぱく坊主なんかを追いかけてまで火箸で叩いていたひとだったから、ま、適任だろうと考えての抜擢です。

 ひーじいちゃん、わたしを可愛がってくれていたから、それをいいことに甘えてみました。ことが落ちついたら、また白玉団子つくってあげるから、火箸でがんばってね。すんません、その節には一盃もつけさせていただきます。
Commented by 庵主 at 2008-10-02 18:31 x
きっと、ひーじいちゃんが火箸でバシッと頑張ってくれます(笑
とても可愛らしいお話に、ついニコリさせていただきました。
Commented by RW at 2008-10-02 19:38 x
目の前でパカッと茶碗が割れるなんてスゴイ話ですねえ・・。
一種のポルスターガイスト現象かと思いますが「早く成仏したいので供養してほしい」という必死の懇願姿が感じとれます。
ほっとくと、霊感の強いおたまちゃんの所に出るよ・・。

Commented by aki at 2008-10-02 21:15 x
こんな話し聞くの久しぶりです〜
でもこんなお話も含めて記事ののトーンがきれいに
揃っているのは気のせいでしょうか?
とても個性的で毎日読むのが楽しみです。
Commented by yurikak5 at 2008-10-02 21:19
草子さんちのこの手の話、おもしろい~。
あの世もこの世も強いものが制するというのは、
何だか同じみたいですね。
Commented by bun122 at 2008-10-02 22:07
供養が不十分だとやっぱり「出る」んですね。
ひいおじいちゃんが悪い物を鎮めてくれるでしょう、多分。
10年以上前の話ですが、母の茶碗がきれいに真っ二つに割れた事があって、心配になった母が実家に電話してみたら、実は今日叔父(母の弟)が仕事で大怪我したと言われました。
そんな事ってあるんだな~と実感した出来事でした。
Commented by OYAMAMA at 2008-10-02 22:22 x
ダメですぅぅぅ
この手の話は 夜トイレに行けなくなります・泣
でも 元奥さんもすごい人ですね・苦笑
夫だった人が出てきても キッパリと切り捨てちゃうなんて
ある意味 一番コワイかも・汗汗汗
Commented by cocomerita at 2008-10-04 02:34
ぁ、こういうのわかります。
私のとこにも来るから、、
追い払うよりは、何がしてもらいたいのか聞いてみてあげたほうがいいと思います。
草子さん、きっとそういう才能あると思うよ。
やってみたら??
自分が死んでさ、迷っちゃってさ、みんなにあっち行け、あっち行けって言われたら悲しいじゃん。
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 05:26
■庵主さま たいした財産は何ひとつ持っていないわたしにとって、
家族はもっとも大事なものです。その平凡な日々をおびやかす輩は、
やっぱり火箸くらいがよろしいかと思いまして(笑)
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 05:28
■RWさま おたまのご心配をありがとうございます。
でも彼女は大丈夫。ちょっとスペシャルなタイプですので、この程度は
なんなくかわすことでしょう^^
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 05:31
■ヨモギさま あの世のことはわかりようもありませんが、性格とかは
けっこう生前を引きずるように、わたしには思えます。
わんぱく坊主は、相変わらず火箸で叩かれ続けるのです♪^^
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 05:38
■ぶんさま お母さまの茶碗も割れたのね。叔父さまは大丈夫でした?
どういう力がどうかかって、物理的にはありえないようなことが起るのか
知りませんが、その種のメッセージってありますよね。
起ったことは起ったこととして、そこんとこは認めようと思っています。
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 05:45
■OYAMAMAさま ありゃ~ごめんね、怖がらせてしまった~(ぺこぺこ)
大丈夫よ。OYAMAMAさんとこまでは行きっこないから。
元奥さんね、ずいぶん殴られたりしたんですって。そっちのほうが怖い!
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 06:11
■junkoさま やあよお、やってみないわよお、怖いじゃん(笑)
無理、無理、わたしは霊能者じゃないから祓えないものお^^
それにさ、話を聞いて供養してやるのも、相手によりけりだわよ。
Commented by green-field-souko at 2008-10-04 06:14
■akiさま いつもお励ましを、ありがとうございます。
気のせいだと思いますが、コツコツ書いていきますよん。よろしくね。
by green-field-souko | 2008-10-02 13:23 | とるに足らないモノコト | Comments(14)