ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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おめざ



このあいだ。目をさましたら正午を過ぎていた。
やっぱり、熱中症気味だったのか、昨日は。まだ指先がしびれていた。
ぼんやりした頭で、煎茶を熱く苦く淹れて飲む。



同じビンボーでもフリーランスと短期雇用は違うのだな。
短期雇用に、はまっちゃったら、なかなか抜け出せなくなるのだな。

ほかの手段や可能性をもぎとられ、
それに期待して依存して、ぶらさがってやっていくってことだ。
自尊心を守ろうとするほど生き難くなる。
違うかもしれないが、すくなくとも、周りではそういう仕組みになっている。

最低賃金の短期雇用だけじゃ生活できないので、
仕事の帰りに3時間のアルバイトをしてきた彼女は、疲れ果てて泣いた。

いったい、なんだって、こんなことを聞かされるのか。


きれいごとかもしれないけど。
それはさあ、結果を出していくしか、術はないんだよ。
だれかが身の振りに責任をもってくれるわけ、ないじゃん。

なんて偉そうなことを、わたしは心で言ったけど、
物事を理解できていないのは、わたしのほうかも知れないなあ。


ごはん、つくったけど、食べずに、ごちそうさま。
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夜になるまで、とろとろ眠い日だった。




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by green-field-souko | 2013-08-27 15:48 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(12)

ちゃぶ台と枝豆ごはん



さやから、はじき出した枝豆に、お醤油をたらして
お茶碗の中で、炊きたての白いごはんに、くるくる混ぜる。
味の素もパッパッとふりかけて。
あの頃、母は、よく、そんなふうにして「枝豆ごはん」をつくってくれた。

ひとさや、ひとさや、枝豆を食べるのが面倒くさかったのは本当だけど、
億劫がるふりをして食べないでいると、
母が「枝豆ごはん」をつくってくれるだろう、と思っていたのかも知れない。

昔の兼業農家は猛烈に忙しく、親子ですごせる時間は少なかった。
いっしょにいたい一心で早起きをして
台所を手伝いながら、昨日、学校であったことなどを母に話したものだった。
そういうものだと思っていた。

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夏になると枝豆が、おかずに、おやつに、しょっちゅう茹でられた。

塩からいさやを、ちゅうちゅう吸いながら、父などはお酒も呑んだ。
晩酌の肴から、ひとくち分けてもらうのが嬉しかった。
小学生にしては酒の燗がうまいとおだてられ、その気になって、お燗番を受け持っていた。

サザエさんに出てくるような
まあるいちゃぶ台を、4世代の大家族で囲んでいた時代の話。

おかげで、わたしは、
酒の肴をこしらえるのと燗をつけるのだけは、結構うまい。 と思う。



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by green-field-souko | 2013-08-27 11:27 | そうるふうど | Trackback | Comments(10)

夏の日のごはん



暑くて、暑くて、ごはんなんて食べたくない。
それ以前に、火を使うのも億劫な今日この頃です。
でも、仕方ないので、ごはんをつくる。



ゴーヤーは、薄く切って塩もみにしておく。
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かぐら南蛮は、ざく切りに。
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みじん切りの生姜といっしょにひき肉を炒めたら、
ゴーヤーとかぐら南蛮を加えて炒める。
塩、こしょう、酒。

おっと。トマトもあったのだった。
これも仲間に入れよう。
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できあがりました。夏野菜の炒めもの。
みどりみどりして、しゃきしゃきして、
辛くて苦くて甘酸っぱいので、ちょっとはお箸が進みます。
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お味噌汁は、じゃがいものかきたま。
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ごはんは枝豆をトッピング。
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ごはん食べると汗が出る。
ごはん食べると、くたびれる。
くたびれると眠くなってきて、
お茶碗を持ったまま、かくっと寝落ちそうになる。

蒸し暑いなあ。




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by green-field-souko | 2013-08-14 22:04 | ときどきプチ野菜料理 | Trackback | Comments(14)

花供養



迷路みたいな狭い路地を、迷って、迷って、ようやく菩提寺へたどり着く。
ひとりで訪ねたなら、途中であきらめていたかもしれない。

いっしょにお墓参りに行かないか、と誘ってくれたTさんは、
持ってきた花と蝋燭と線香とワンカップを、ぴかぴかのお墓の前に並べる。

電話で話した時、なにを持って行こうかと訊いたら、
「草子はなにも持たなくていいよ。
そういうのは全部、おれが用意するから心配しないでいい」
と、
ビンボーなわたしは言ってもらったので、
それなら、Tさんが持って行かないようなものを持っていこうと思い、
花模様の蝋燭にした。


寺の供養には、花供養、香供養、灯供養の3つがあるという。
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花模様の蝋燭の由来は知らないが、
花のない冬や、花を買えないひとのために、考案されたのかもしれない。




ひと通り、Tさんが持ってきたものをレイアウトし終えたので、
ワンカップの横に、鞄から取り出した缶ビールをわたしも置く。
「酒の前に、とりあえずビール、ってかあ?(笑)」
うん、そう。おつまみもあるよ。

持ってきた胡瓜の浅漬け、トマト、枝豆を紙皿に盛りつける。
「すげーな、おい(笑)」

缶ビールとか開けなくていいの? 開ける?
「墓で開けてあるの、あんまり見たことないぞ(笑)」
じゃあ、いいことにしよう。



並んで掌を合わせた。

仕事でお世話になったお礼を墓石に述べて、
だいぶ長く経ったので、隣りをチラ見したら、Tさんはまだ合掌していた。
それならもうちょっとと思い、続きを足した。

眼をつぶった頭の上で、じーじー、じーじー、蝉が鳴いていた。

今日は、なんだか、ほっとした。
あの日から、忘れものをしたようで、落ちつかなかった。



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by green-field-souko | 2013-08-14 19:14 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(10)

古漬けの西瓜



あれは、まだ、
6月の終わりか7月の初めだったと思う。

畑の雑草を鎌で刈っていたら、
誤って、西瓜のつるまで切ってしまった。

小さな青い実が2つ、付いていた。

地団駄を踏みたいくらいくやしかったので、
実を捨てることなく、糠床へ埋めた。



そして、今日まで、埋めたことを忘れていた。

糠床をさぐり、掘り出してみる。
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ちゃんと、西瓜。
カレーに合いそうなピクルスもどきになっていた。
意外にも、けっこう、おいしかった。




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by green-field-souko | 2013-08-10 06:09 | ときどきプチ野菜料理 | Trackback | Comments(8)


連日の蒸し暑さのなかで、ひとりのスタッフが倒れた。
病気治療中を知ってのうえで採用になったひとである。



横になってもらい、扇風機をあててあげたりするが、
顔色に赤みが戻らない。
「熱中症とかじゃないから大丈夫です」
彼女は気を遣わせまいとしてなのだろう、笑顔で言ってくれる。

すぐに車を運転して帰ってもらうのもしんどそうなので、
今日はもういいから、休んでいて。
と言うと、
「作業伝票には2時間を引いておけばいいですか」などと訊く。

引かなくていい。
だって治療費になるんでしょ。
いちいち、報告なんかするわけないから。
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夜になったら、淋しくなっている自分に気がついた。
淋しい言葉の波紋が、残っているせいなのだろうと思った。
そして、今朝も、ひどく蒸し暑い。




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by green-field-souko | 2013-08-10 05:37 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(10)