ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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天気雨



杉木立の参道を歩いていたら、小雨が降りだした。
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飽和した空気中の水が
森のなかを漂っていたり、辺りをしっとりとつつんだりしていて、
それが、こまかな水滴になって落ちてくる。




越後一ノ宮。
ふうらりと来てしまった。

手と口を清め、ゆるやかな石の道をのぼり、二礼四拍手一礼。

儀礼的なつもりで、なんの気なしに打った自分の柏手が、あまりにも響いたので驚いた。
たいして力を入れないのに、空気がビンビン震えるなんて。
いったい、なに、これ?
近くに居たおじいさんも、音に驚いたのか、こちらを見ている。
なんなの、どゆことお?
わたしは見られて恥ずかしかった。


そうして、ほどなくして、一瞬、さあっと雨が落ちたかと思ったと同時に、
まぶしいほどの陽が突然、射して、
社の銅板の屋根から、もうもうと白い湯気が立ち昇った。
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雨で濡れた銅板が陽であたたまって起こった現象でしかないのだろうが、
それは、さながら、異界に雲が湧いているようであり、
多くの参拝者は
荘厳な光景に圧倒され、黙って屋根を眺めていた。
社から湧く雲をわたしも眺めながら、
どうしてなのかわからないけど、
神様がいるなあ、と解ってしまった。

一陣の風がビュンと、
わたしの上半身をピンポイントで吹き抜けた。
あの風は神様だったのかもしれない。




ここの狛犬さんの、
いかにもな魔除け顔が好き。
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さっぱりしたので、また行きたい。




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by green-field-souko | 2017-05-21 08:44 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(16)

筍の煮もの




筍だけの煮ものが好き。
ほかになにも入らない、いさぎよさみたいなところが好きなのかもしれない。

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母の筍の煮ものは、「だけ」ではなく、さまざま入る。
筍、あぶらあげ、ほしかぶ(輪切りの切り干し大根)、じゃが芋、ときにはワラビやニンジンも。
畑や山にあるもの、保存食材、なんでも併せてしまうのがド田舎流。
若いころにはなんだかいやだった、無神経な雑多感も、今では好ましく思える。

祖父母が逝き、両親が老い、静かな家族になっていくにつれ、母の煮ものが懐かしい。
4世代9人家族。
おおぶりの鉄鍋の、ごちゃごちゃした煮ものの、にぎやかだったことよ。

「だけ」の煮ものは、ときに、すこし淋しい。



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by green-field-souko | 2017-05-08 03:17 | そうるふうど | Trackback | Comments(2)

6月のことなのに




裏方だけでは済まない。
だけど、単純に表に出ればよいものでもない。

また、ハードルがあがった。

立場と立ち位置を、間違えないように。
そればかりを考えている。

6月問題のプレ仕事。
あさってから3日間。

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by green-field-souko | 2017-05-07 10:19 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(2)

ヨモギ仕事



今年は特別、たくさんのヨモギを摘んだ。
ちょっとした秘密の場所があって、
そこには、やわらかいヨモギがわさわさ生えているので、
つい欲ばりな気持になってしまった。

やわらかい芯の部分だけを摘み取ったヨモギは、
持ち帰ったら、さらにやわらかい部分だけをちぎり、
重層を加えた熱湯で茹でる。
水気をギュッと絞り、小さくまとめて天日に干す。
干しあがると、紅花餅みたいになるので、湿気ないようにして保存。

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これをどうするかと言うと、
笹だんごの生地に練り込むのである。
よもぎ率が高いと、笹だんごは色よく香り高く、おいしい。

笹だんごは手間がかかる。
面倒くさいので、自宅でこしらえる家も今では少なくなったし、
このあたりでは技術の継承も、ほとんど途絶えているのではないだろうか。
うちは師匠がつくるひとなので、
今でも買うことはせず、たっぷりよもぎを入れて手づくりをする。

笹だんごづくりの継承。
畑仕事も含め、そろそろ、ちゃんと習得しなければ、と
気持ちだけはあるのだけれど。





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by green-field-souko | 2017-05-07 08:54 | 畑でわたしは考える | Trackback | Comments(4)

道端のタケノコ



今年は例年になくタケノコが不作だとかで、
スーパーに出ていないし、
出ていても驚く値段なので諦めていたのだけれど、
たまたま通った道端でタケノコを発見。

ころんと太ったタケノコが
ビニール袋に入れられて簡易な棚にぶらさがっている。
灯台下暗しとはよく言ったもので、
まさか、地元の無人野菜売り場に豊富に並んでいようとは。

数人の先客がいて、
ああだこうだとタケノコを品定めしながら、
どのひとも嬉しそうに笑っている。

母親らしい小柄な老婦人を連れた青年が、
仔犬みたいにはしゃぎながら、
「今年もヤマザキさんのタケノコはいいよお」と
知っている相手のように、今だけ居合わせているわたしに言う。
老婦人の白髪が初夏の陽ざしの中で
ふわふわ輝いて、なんてきれいなのだろう。

ヤマザキさんの孟宗竹のタケノコは今朝、掘ったばかり。
中くらいのタケノコは1本500円。
大小2本の見当で1000円。
とても大きいものは1本1000円。
とは言っても、自然のものなので、サイズと値段は結構アバウト。
なので、みんな、これと思うタケノコを選ぶのに夢中。

「こっちのがおっきいから」
青年は親切に勧めてくれるが、
それだと、うちの鍋に入らないので、小ぶりの500円にする。

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備え付けられたペットボトルに500円硬貨を入れる。
どのひとも、わざわざ、ちゃんと払いますよ、の仕草でお金を入れる。
そして、どのひとも、ビニール袋を重そうにぶら下げて、
路肩に停めた車で嬉しそうに去っていく。

ヤマザキさんのタケノコは、ひとを善男善女にするね。



すぐにタケノコを茹でる。
とても新鮮なので、すこしも削り捨てるところがない。
ひとつかみのコヌカもヤマザキさんの親切。
(タカノツメはうちの畑産)

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あの青年とお母さんも、今ごろ、タケノコを茹でているかな。



ひと晩、茹で汁に浸けておき、
翌日、白だしでコトコト煮含めた。
あーーー、シアワセ。

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by green-field-souko | 2017-05-07 08:15 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(2)


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行ってみようと思う。
どうせこんなもんだろう、と大きな歩幅でザクザク。





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by green-field-souko | 2017-05-04 15:21 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(10)