ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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ミニマム正月料理



こちらの地方のお雑煮は
あんこ餅とおつゆ餅、
両方をいただかないと
お正月がこないことになっている。



家族や親しいひとのシアワセ、
無病息災を願い、合掌していただく。

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なるべくを畑でまかなったお雑煮は、
とんでもなく質素で、
そのくせ、じんわり沁みるようで、
ああ、もう、わたしの元旦は、
ずうっとこれでいいと思った。



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# by green-field-souko | 2017-01-01 15:44 | そうるふうど | Trackback | Comments(12)

元旦



あけまして、おめでとうございます。
2017年もどうぞよろしく、お願いいたします。

酉年なので、軍鶏で、ごあいさつ。

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この子はもう、うちには居ない。
ほかの子もみんな、暮れのうちに居なくなった。
100mは離れている軍鶏小屋まで、雪の中を朝夕歩いて世話に通うのが、
とーちゃんは腰痛でできなくなってしまった。

手ばなしたとはいえ、調子がよくなれば、
とーちゃんは春雛で復活するつもりでいるし、
もう一年分くらいの自家製鶏糞肥料はストックしてあるので、
畑のほうは当面、大丈夫なのだけれど、
どうせなら来年から玉子と肥料用に
地鶏でも飼おうかと思ったりする元旦です。




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# by green-field-souko | 2017-01-01 15:16 | 畑でわたしは考える | Trackback

やまにゆき



のこされている時間を
思わずにはいられない風景に

このところをすごしていると、

汲み置いた濁り水が
ゆっくりと清んでいくように、
グダグダな弱さが落ちついていた。

あらがいきれないと
わかっていても、
受け入れがたいものはある。




一昨日、近くの山に雪が降ると、
天気の話ばかりをしている。
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# by green-field-souko | 2016-11-27 06:13 | 日々の照り降り

時を止めた台所で



1995年4月1日12時49分
新潟県北部地震

あの日に時を止めた家へ、
台所の簡単な記録のために入った。


硝子の破片、落ちた土壁、埃、蜘蛛の巣。

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茶の間はこんなに狭かったっけ。
縁側の雨戸は、開かなくなっていた。
揺れで家が曲がったせいだろう。


カマド周辺を撮って計測をしたあと、
失くしたはずの腕時計を見つけたのでポケットへ。
ついでに、懐かしい茶盆も持ち出した。

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「素敵なカマド。ここ、カフェに改造したら?」
と学芸員さんは真顔で言ったけど、
こんなところへわざわざ来るひとはいないだろうと
思ったら、可笑しいような、淋しいような。
「それでは、そのうちに」と返事をする。




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# by green-field-souko | 2016-11-14 14:27 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(16)

菊菜のごまあえ




春菊とは言わず
「菊菜」と呼んでいたなあ、
曾祖母は。

レタスは「ちしゃ」で、
じゃがいもは「にどいも」。

明治に生まれ、
昭和に逝ってしまった。
複雑な事情のなかで
口数や笑みを閉ざし、
川底の石のように生きていた。

わたしは好きだった。


春菊、じゃなくて、
菊菜のごまあえ。
それと、かぶの浅漬け。

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# by green-field-souko | 2016-11-10 16:50 | そうるふうど | Trackback | Comments(4)

里芋の煮っころがし揚げ



甘辛く煮っころがした畑の里芋は、
初冬の定番のお惣菜だった。

お醤油の色がしみた里芋に
片栗粉をまぶして
カラッと揚げたものが、
よく、お弁当に入っていた。



なんとなしに思い出して、揚げてみた。

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会津で買った
こづゆ椀に3個のせ、
とき辛子を、ぽちっとね。




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# by green-field-souko | 2016-11-10 16:40 | そうるふうど | Trackback | Comments(8)

ののめとやつがしら




このあいだの「ののめ」を、
正月用の保存からすこし取り分け、早々と煮ものに。

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もう、そろそろ、おしまいの里芋畑からとってきた、
ズキ付きのやつがしらと合せて。



大家族だった昔は、大きな鉄鍋に、いっぱいこしらえた。
きのこも、ののめだけじゃなく、
スギモタセやホウキタケやムキタケなど、
山からとってきた、さまざまの種類を入れた。

ひとも、山も、勢いがあった。
思い出の風景ばかりを、よいものなどとは言わないが、
みんな、どこへ去ってしまったのだろう。





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# by green-field-souko | 2016-11-10 15:44 | そうるふうど | Trackback | Comments(0)

ぎんなんごはん



今年はたくさん生ったから、と言って、
ぎんなんをもらった。

たくさん生ったので小粒なのだと
持ってきてくれたひとは笑っていたけど、
ほんとうに小粒で
枝豆くらいの大きさしかなくて、
その可愛らしさに、つい笑ってしまう。

ちいさな猫や犬や赤ん坊を見ると、
わけもなく笑ってしまうのと
同じ種類の可愛らしさ。


ちまちまと殻を割り、薄皮を剥き、
ぎんなんごはんを炊いてみた。

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可愛いぎんなんは、炊き込んでも可愛い。



今年は冬が早いらしい。
あのイチョウの樹は、もう、葉を落としただろうか。
また、ひとつ、冬を迎える。



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# by green-field-souko | 2016-11-10 15:27 | そうるふうど | Trackback | Comments(0)

雲蝶さんテイスト




ミュージアムショップから眺める上野公園は
おまつりみたいな雰囲気で、
アーティスティックな山車にわたしはワクワクしながら、
あれはどなたがお創りになったのですか、と
沈香を包んでもらいながら訊いたら、
芸大の方が創られたんですよ、と嬉しそうに教えてくれた。



猪鹿蝶とは、やるなあ。
なんだか、雲蝶さんぽくて、大好き。

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こっちは
信州信濃の早太郎と老ヒヒか。

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玉手箱とウミガメは、
いろんなアングルから見るのが
おもしろい。

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上野公園は、好き。

なんと言っても大きな樹があって、
樹の下のベンチで
ランチをほおばりながら、
課題をやったりしたのだった、わたしは。

そうしたときは、
たいてい、ひとりだった。

東京を離れてひさしい今、
たまに仕事で都内へ行ったって
すき間の時間があれば、
美術館や博物館がかたまっていて、
そこそこ静かで森のような、
上野に足が向いてしまう。

そうして、
ベンチから
樹の葉に覆われる空を見あげ、
とりもどせなさを、すこしだけ悔やむのだ。





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# by green-field-souko | 2016-11-05 20:06 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(4)

茗荷





今年は茗荷のあたり年だった。
ぞろぞろ顔を出してくる
畑の茗荷に、
嬉しい悲鳴をあげていたころから、ちょうど一か月。

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刻んで新生姜と合わせ、
お醤油をくるりとまぶして朝ごはんに。

お味噌汁に浮かべるだけじゃ、消費が間に合わないので、
きんぴらごぼうみたいに炒めたり。

茄子や胡瓜やキャベツと塩もみに、
それでも持て余して、ごはんに混ぜこんだりした
しあわせな夏秋だった。(←茗荷好き^^)


茗荷の花のかたちをいかした酢のもの。
しその実をパラッと散らしてみたり。

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豚こま肉で茗荷をくるみ、
フライパンで炒めつつ、味醂でゆるめた味噌をまとわせたり。
せっせと、わたしは食べていたのだけれど、

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それでも余る茗荷を、かーちゃんは味噌漬けにした。
暑さで食欲が落ちるころ、
言ってみれば、翌年の忘れちゃったころに喜んでくれる、
あちこちのひとのために。
茗荷と、茄子も胡瓜も、味噌漬けにした。

「あなたも現場のお弁当に持って行きなさいね」
などと来年のことを言われると、
だらだら流れる汗の日々が過酷に思い出され、
減塩なんてクソクラエだなあ、などと思ってしまうのであった。





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# by green-field-souko | 2016-11-05 19:16 | ときどきプチ野菜料理 | Trackback | Comments(4)

ののめ仕事






森の匂いに誘われたのか、
猫、きのこへ走り寄ってくる。
マタタビの小枝で喜びまくるのと同じように、
きのこを嗅いで、嬉しがりたいのだろう。

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ののめをもらった夜。
新聞紙に広げると、
しめっぽく、ほの暗い、土や植物の匂い。

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アミガサタケという名前らしいが、
このあたりでは、ぬのめ、とか、ののめ、と呼ばれている。
こりこりした食感で、だしもよく出て、おいしい。

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あの事故以来、
山のきのこを食べないひとが増えた。
さいわいにしてこのあたりは汚染を逃れたらしいし、
汚染されていたとしても、
もうじゅうぶん、わたしは生きたと思っているので、
ありがたく、いただくことにしている。

とはいえ、みすみす、毒きのこに当たりたくはないので、
青い汁を出している
あやしげなきのこの欠片は取り除く。

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夜更けにきのこの掃除をすること小一時間。
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多少のごみは気にせず、
塩水に浸けて虫を追い出してから茹で、
水にさらしながら、こまかいごみをとる。

半分は冷凍。半分は塩漬け。

いつでも、どこでも、なんでも買える時代なのに、
面倒なののめ仕事をさほど億劫に思わず、
むしろ楽しいことと感じるのは、
わずかばかりでも、
冬の保存食糧の備蓄を手伝った幼少体験があるからだろうか。

雪国に冬がやってくる。
ふと思うと、
さしたる用事もないのに、気が急いてしまう。

冬がくる。




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# by green-field-souko | 2016-11-05 16:35 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(8)