ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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現場で働く夏



コメントのお返事が遅くて、ごめんなさい。
そちらをお訪ねできなくて、ごめんなさい。

7月20日から、某資料館の展示作業にいそしんでおります。
公募による作業員枠での採用なので、
言われたことをやればよく、仕事はラクちんで遊びみたいなものです。
夏場のしんどさはあるものの、休憩時間はたっぷり取ってもらえるし、
スタッフはみんな、ちょっと変わり者で、やさしいし、
土日・祝日は完全休。

いやあ、なに、この余裕。笑

しかし、ちょっと物足りない。
目一杯、というものがないからだろうか?





# by green-field-souko | 2020-08-02 10:46 | とるに足らないモノコト | Comments(6)

蜜柑箱の希望



わたしたち姉妹を可愛がってくれた、長年の母の友人が14日に逝った。
もともとは集落に行商にきてくれていたお肉やさんで、
気が合って、家族ぐるみで仲よくさせてもらっていたひとだった。

千谷川で6人姉弟のまんなか辺に生まれた元気な女の子は、
やがて川口のひとと恋愛結婚をすると、仕事を求め、水原へ移り住んだ。
千谷川は山村。水原は穀倉地帯。
「蒲原の広ーい田んぼを初めて眺めたとき、
まー、なんて豊かなところへ来たんだろうと思ったわ」
広大な田園風景に目を見張り、想像する未来は希望があふれていた。

結婚する前は定期バスの車掌をやっていた。
「何十人も受けて2人だけ受かったの、よほど運がよかったのねえ」
「坂道へ来るとバスが登りきれずに停まるでしょ、そうすると押させられるの」
という時代だったので、女性といえども、自動車整備の勉強をさせられた。
「そうそう、勤めて初めての暮れに、社長が金一封と蜜柑をくれたの」
「早く帰って弟妹に食べさせてやろうと、雪降るなかを急いで、
あれはなんていうんでしょうねえ、不思議なんだけど、ふっとね、
橋の上で立ち止まったときに思ったの。
これからのわたしの人生、そんなにわるくないに違いない、ってね」
重たくも嬉しい蜜柑箱を担いだ女の子は、足を止めた橋の上でそう確信をした。

ほかにもいろいろの話を聞いたのに、
蜜柑箱をヨイショと背負った小柄で利発な女の子が
橋の上で瞳を輝かせているシーンだけが、わたしに刷り込まれてしまった。



葬儀はコロナで家族葬。
自宅へお悔やみに行き、思い出話をすこしする。
残されたおとうさんに、元気出してね、なんて簡単に言ってしまったけど、
元気なんて出るわけないのだから、
ちゃんとごはん食べてね、とでも言えばよかった。

コミちゃん、ありがとう。
また、そのうち、いっしょに遊んでね。合掌。







# by green-field-souko | 2020-07-25 05:53 | 日々の照り降り | Comments(10)

にゃごカラー



過剰グルーミングによる傷で
にゃご、エリザベスカラーを装着されるの図。

にゃごカラー_c0145183_20500090.jpg

カラーをしても舐められるおなかのところの傷みがひどく、
そろそろ一カ月になるのに傷の治りは一進一退。

生まれつき皮膚が弱い可能性を診断されるが、
それはそれとして、
なにか、よい方法はないものだろうか。
舐めすぎる理由は猫にしかわからないので困り果てている。





# by green-field-souko | 2020-06-28 20:51 | とるに足らないモノコト | Comments(14)

ストーカー

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それから
# by green-field-souko | 2020-06-21 06:46 | とるに足らないモノコト


軽い世間話のできない、つまらないやつでゴメンねー
なんて我ながら
いじけたことをグループLINEで言っちゃった夜の備忘録。


どう見るかで風景は変わる_c0145183_17572137.jpg








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# by green-field-souko | 2020-06-05 18:34 | 日々の照り降り | Comments(8)

みやじさん


ホームセンターで流れていた、めっちゃいい曲。
さがしあてるのは意外と簡単だった。



> 世の中に、こんなケッタイで、ヤバくて、
> 可愛くて、かっこいいおっさん、いる?
というコメントがあったけど、たしかに。











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# by green-field-souko | 2020-03-18 16:25 | 日々の照り降り | Comments(18)

酒田 相馬楼




北前船の寄港地として繁栄したまち酒田

紅一升金一升
米と並んで酒田商人の富を築かせたのは出羽の紅花

江戸時代から酒田を代表する料亭は

酒田 相馬楼_c0145183_13352280.jpg


明治の大火で焼失したものの
残った土蔵を取り囲み復元されたという

酒田 相馬楼_c0145183_13352859.jpg

ちいさな部屋割 部屋部屋で異なる意匠 凝った調度品
複雑な造りがいかにも往時の料亭らしい

客同士は顔を合わせることなく
ひそやかな声には三味線の音がかぶり
景気のよい話は高く低く
もれたり巡ったりしたのだろうか


鶴岡松ヶ岡開墾場の蚕室にあった暖房
埋薪(まいしん)も
豪奢な料亭にしつらえてあるとまるで別物

酒田 相馬楼_c0145183_13353256.jpg

廊下に敷かれた緋毛氈は
狂おしいほど艶っぽく

酒田 相馬楼_c0145183_13353580.jpg

紅花染の畳に至っては
踏むことさえ躊躇するのだけれど
いっそ踏んでしまえば
ゆうるりと甘やかな異界へ堕とされるような

ゆっくりしてもいいよと言われても
長居をしてはいけないような







訪ねたのはずいぶん前のことに思えていたが
画像のプロパティを見たら
20191016の日付となっていた





# by green-field-souko | 2020-02-16 14:40 | 旅と隠遁 | Comments(10)

潮目が変わるような



これまでやってきたことに
なにかが積み重なったりしながら、
周りとの関係性のなかで
自分の役割が変わるのかもしれない気がする。



ぶら下がろうと思えば
そうも出来たところから離れたのは、
減収になりはしても
相手には、それがよい結果を呼ぶだろうから。

フィフティ・フィフティとか
じゃなくて、
みんなハッピーにならなければ意味がない。

仕事は好きだけど、商売は苦手。
お金は大事だけど、勘定ができないからビンボー。



潮目がほんとうに変わるなら、
もっともっと
深いところまで潜っていってみたいせめて。





潮目が変わるような_c0145183_14230352.jpg


これは畑の秋キャベツ。
無農薬有機なのでとんでもなく虫に喰われるものの、
毎年ちゃんと巻き返し、立派にキャベツの形になる。
負けない底力。





# by green-field-souko | 2020-02-15 14:26 | 日々の照り降り | Comments(10)


先週末は、2日間の勉強会。
値段で決めた民宿は一泊二食5100円(税込)!

なので
過度の期待はしていなかったのだけれど、

通された部屋は一人なのに15畳。
室内はぽかぽかと暖まり、もふもふの布団が敷かれ、
テレビもWi-Fiも
机にうれしい大きな座卓もある。

ほかに泊り客のいない日だからと
(えっ!わたし一人ですか?)
広~い男湯のほうを独り占めさせてもらい、
(溺れそうなほど深く大きな浴槽!)
予想をはるかに超えた豪華な夕ごはんをいただき、
(家族から取り分けてもらったようなw)

必要なものは充分にある宿_c0145183_09345619.jpg

適度にほっといてもらい、
リラックスして仕事もできた。

なにか飲みたくなったら、調理場脇のポットまで行く。
いつでもたっぷりの熱湯と
粉末のコーヒーやココアや煎茶が、
大きなマグカップといっしょに置いてある。

余計なおしつけサービスがなくて、
でも、必要なものが全部そろっている。



一人なのにご面倒をおかけしましたと精算時に言うと、
「スキーやクライミングの合宿がなければ空いてますよ」
「それ以外のお客さんは、春、雪崩の復旧工事で長くいる人とかね」
と女将さん。

納得。

機会があったら、また泊めてもらいたい。
よい宿だった。

必要なものは充分にある宿_c0145183_09350121.jpg


出ようとしたら、
夜に降った雪が車からきれいに落とされていた。
ああ、申し訳ない、除雪くらい自分で大丈夫なのに。
豪雪地のひとは、あったかいなあ。





# by green-field-souko | 2020-02-14 10:09 | 旅と隠遁 | Comments(12)

春先の骨




今年の冬は暖かい。
まだ1月というのに、畑の空気は春めいた匂いがしている。

暖かさに浮かれつつ、なにをするでもなく畑をめぐっていたら、
柿の木の下の、山椒の実生樹に枯れ葉が引っかかっていた。
なんの気なしに取り除こうと手を伸ばし、ギョッとした。

枯れ葉に見えたものは
白いビニール紐で、枝にくくりつけられた一羽の鳥だった。

畑で虫を拾っていたムクドリの脚に捨てられたビニール紐がからまり、
とまった山椒の棘に、紐毎とらえられたのだろう。


わたしが畑に居るときだったら、すぐに外してやれたのに。
山椒に心があったなら(あると思っているが)
自分の棘にかかり、もがいて死んでいったムクドリを悼んでいるだろう。

うなだれた気持ちで枝を折り、
誰も踏まなさそうな薔薇の近くに穴を掘って
柔らかな土に、可哀想なムクドリをこそっと埋めた。
棘のない品種の薔薇が
これから春毎ずうっと、白い花をムクドリに手向けてくれるように。



ビニール紐は、畑をするひとが、よく使っている。
なるべく麻紐をわたしは使っているが、師匠は手軽で安価なビニール紐派。
即刻、ことこまかにムクドリの骨の話をして、
もうビニール紐を使わないように頼んだ。

それから、
物置きにあった使いかけのビニール紐を、ぜんぶ、まとめた。
捨てたからといって、
使わないようにするからといって、
ムクドリに赦してもらえないだろうけどせめて。

幾日も、骨の残像が、薄れない。
思い浮かべてはグズグズ鼻をすすっている。





# by green-field-souko | 2020-01-26 11:28 | 畑でわたしは考える