ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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ムダマハギ備忘録



ノルウェーに到着。
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いうことはなくて。船の博物館。
詳しいいきさつは知らないが、地元の銀行が、博物館をつくっちゃたらしい。

完全自走(帆走)が可能な北前船を復元。

たくさんの木造船などが、体育館みたいなところに、ぎゅうぎゅう詰めで収蔵展示。
伝統的なムダマハギ型漁船と、その変遷の過程を示す漁船からなるコレクションが圧巻。
船底はカツラやブナ、ヒバ、スギなどのくりぬき材。
平底の船底にタナイタをつけたアバラ(補強材)構造。
アワビやウニ、昆布やワカメ採り、カレイなど刺し網や釣り漁といった磯廻り漁に用いられてきた。

写真は撮れなかったけど。
全部、見たけど。
きっと忘れる。

もう一度くるなんて無理だろう。閉館を知らせる音楽が流れる。メモもしきれない。
残念がりながら、厚くて高そうな刊行物を、あきらめわるく手に取っていると、
男性スタッフが近づいてくる。はいはい、早く出ろってことですね。

そしたら、
「よろしければ、さしあげますので、一冊お持ちください」
「上の展望台も是非、ごらんください」
なんてことを言う。
閉館時間ではないかと訊くと、構わないからごゆっくり、なんて言う。
それでは、ありがたく、(気が変わらないうちに)本を頂戴して鞄に突っ込み、展望台へ行く。

野外展示を見下ろす。やはり、維持管理は大変なのだ。
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バイキング船の手前を歩くのは、本をくれたひと。ありがたや。合掌。



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Commented by nature21-plus at 2010-03-17 23:10
じいです。
ああーーーー!!羨ましい…。
おらもバイキング船みたい。ノルウェーでも本物、見れなかった…。
いいなー
Commented by green-field-souko at 2010-03-17 23:19
■管理人さま じい、こんばんは。
バイキング船もよいけど、実寸復元の北前船は、すごかったでした。
でも、あたくし的におもしろいのは、やっぱりムダマハギです。
もういっぺん行きたいけど、片道650キロくらいあるんで、ちと厳しい...
じいは器用でらっしゃるから、船くらいつくれそうですね。
つくるんならムダマハギね!^^
Commented by nature21-plus at 2010-03-17 23:41
じいです。
ムダマハギという言葉の意味が知りたい。
どうにも下の記事からアラハバキを連想していけん…。
>片道650キロ
下、走ったん。
Commented by green-field-souko at 2010-03-17 23:52
■管理人さま
キーワード検索してみてください。けっこう出てきます。
下、走ったら死ぬw 1000円高速です。
Commented by nature21-plus at 2010-03-18 00:21
じいです。
>下、走ったら死ぬw
あらそう!。なんかめっけもんあった。
おいら的に青森は金木の音(竹山の源流でしょ。たしか…)、津軽外三群史(おおうそでもよいの…)。あとはアラハバキ神だな。まあ、日本中央之碑ってのも面白そう。
Commented by mamaten at 2010-03-18 01:18
あ、なんかこの船、いつだったかTVで見た気がするわ・・・
北前船の復元、とかいってたような、、、、。

いつもウトウトしながら見てるので、何処だったか、何の番組だったか、さっぱり思い出せません。。。。。。歳のせいか??
たぶん同じ所だと思う。ここへ行ったのですね~。
モノクロが効いてますね^^
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 07:03
■管理人さま あるレセプションで青森へ行ってから、
東北のすごさに、はまっています。
でかいわ、広いわ、深いわ、強いわ。
アラハバキは知りませんでしたけど、面白そうですね。
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 07:09
■mamatenさま 北前船の復元は、このとき特別展でやっていたので、
TVでも放映されたのかもしれませんね。
原寸大でしかも走れる北前船は、全国でもここにあるものだけだそうです。
ははは。なにをおっしゃいますかー^^ ホノルルマラソンを走るお方が!
ありがとうございます。展示船に傷みが目立っていたので、いっそモノクロにとw
大きい物を維持管理し続けるのは、大変な苦労なのだろうと思いました。
Commented by nature21-plus at 2010-03-18 09:36
じいです。
そうね。東北、すごく明るくてスケールでかい!アテルイ以前にハマるとキリがないほど…
ちなみに、地質学的にも若いと言うべきか…高い山が標高二千メートル前後で平均している。
ヒバ(変換できない植物の)と木綿の文化と安東氏もすげーーー…
遮光土偶はアラハバキだった言う人もあるね。出雲にもこれに関わるような名前の神社があります。
存分にはまっておくんなさい。(笑)
Commented by as_78 at 2010-03-18 10:04
おはよ♪
一枚目の写真で「小さなバイキングビッケ」ってアニメを思い出した・・・
私だけこんなコメント・・・
年もばれるし 学のなさも・・・orz

でもでも。。。モノクロ写真がいい
素敵ですww
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 10:47
■管理人さま あっちは山も豊かですね。だから海も豊かなのかな。
わたしはどうしても生活民具とか小さいほうに行っちゃうんですが、
それとても、背景は当然、あのスケールの自然や歴史ですもんねー。
出雲大社って独特の参拝形式でしょ? 半島とのかかわりですか?
なんてことをお聞きしてみる^^
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 10:47
■asさま おはよ^^ いたわよー、同級生に。ビッケと呼ばれた女の子。
もろに、あの顔。あの髪型だった。さばさば系で、いつも走っていたわー。
いいのよ。そういうお年頃なのよ。たぶん同じくらいね(爆)

モノクロにしたのは船の傷みがけっこうきてて。目立たないようにね。
コメントしようのない、こめんどくさい内容のエントリに、
お気遣いを、どうもありがとう!^^
Commented by veronica-t at 2010-03-18 11:48
山育ちで、魚が怖くて・・、なので海も遠くで眺めるのは好きだけど、泳いだり近くは苦手・・。
それなのに、なぜか船を見るのは好きなんですよ〜。
乗るのはちょっと・・眺めるのが好き。(笑)
とくに好きなのは帆船、これなんてずっと眺めていても飽きません。(笑)
なんだか浪漫を感じます♪

でもほんと維持していくのは大変でしょうね・・。
草子さんが、モノクロにしてくださってて良かった。。
だって、たくさんの船の横を車が走ってて驚いてみたら、
「えーーっ、ここは草むらなの?」と、波に見えていたものが、緑色だったら悲しいもん。
Commented by nature21-plus at 2010-03-18 12:24
じいです。
>出雲大社って独特の参拝形式でしょ? 
二礼四拍のことを言ってんでしょうか。それとも大国主が西向きにそっぽ向いてることかな?
前者は、つまらん権威付けで、あまり意味ないんじゃない。で、後者は、虐げられたものの反骨でしょうよ。まあ、半島どう関わるか!では、単純にリマン海流に乗ってくる人むけのランドマークでしょう。
まあ、出雲のことはあまり大社に引っかからないで考えたほうが良いかな~。確かに金剛金輪作りってインパクトはあるけど、現段階では、関裕二って人の「「出雲抹殺」の謎」(PHP文庫)っての一冊読めば、十分だと思う。
で、東北の凄さ&楽しさは、そんな比じゃありませぬ!。学芸大の小泉武栄って人の本なんかも結構楽しい視点になったりして…。
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 15:46
■taeさま そうなんですか。いまは海辺の街に暮らしていますが、
出身はもうすこし内陸部の田園地帯なので、わたしも海は眺める派かも。
帆船って浪漫ありますよね。ブログの画像はバイキング船なのですが、
中に展示してあった北前船も帆船で、堂々として美しかったです^^

ぅお! taeさん、やさしいッ! たしかにね、草むらの〝海〟に浮かび、
野ざらし状態になっている船もあって、なんだか痛々しかったのです。
どうせ朽ちていくのなら、海へ押し出してあげたいと思いました。
Commented by green-field-souko at 2010-03-18 15:59
■管理人さま ははは。こりゃまたバッサリと。
いろいろ教えていただき、ありがとうございます。
やっぱ、東北はよいですよね。恐山で温泉はいってきたぞー^^
Commented by cocomerita at 2010-03-18 17:12
CIao 草子さん
恐山行ってみたいんだよね、一度

ところで、そう 船の話ね
私もこの手のこのサイズの船が好き
飛行機も車もどうやって作るかを見せてもらっても、全然感動しないのに、船の作りはなぜかわくわくする
魚のお腹のような船の底にうっとりする

だね
陸に上がった船は、羽根を取られた鳥のよう
やっぱり水にいれてあげたいね。
唯さ、水に入れっぱなしは痛むんだよね。
Commented by nature21-plus at 2010-03-18 19:29
じいです。
>ははは。こりゃまたバッサリと。
おいら、常陸の土蜘蛛の末裔だし~。どっちかつうとアテルイに近いのよ。(笑)
しかし、出雲の古代史ってのは本当は凄いんだよ!焚き火小屋から市内に向かう途中に西谷古墳ってのがあります。たぶんこれなんか日本海沿いに相当に大きな力のあった大王の墳丘墓です。鳥取の青谷上寺地遺跡などに並んで3世紀ぐらいの…。で、これらが、その出雲を考えるに大社を中心に据えるとまるで見えなくなるようです。
草子さん「蕨手刀」っての調べてご覧なさい。東北に、教科書とはまったく違う歴史が見えるから…。
Commented by green-field-souko at 2010-03-19 09:14
■junkoさま Ciao junkoさん。
恐山は思っていたよりドロドロしていなかったわよ。
地元ナンバーの車も多くて、一大レジャースポットという雰囲気。
とはいえ、荒涼とした景観は、やっぱり異界を思わせる。
イタコさんもいらしたようだけど、待っている人が何人も居たので見てもらわなかった。
歩こうと思うと歩けるので、行くならトレッキングシューズを履いてくといいかも。
温泉はほったて小屋とお湯しかないから、タオルも忘れずにね。

日本の磯船なんか、ほんっと、造りが美しいわよね。ありゃあ工芸品だよ。
ははは。そうね。入れっぱなしは傷むわね。
なんにしろ「使うモノ」は、使われて消えていくのよね、木綿とか雑器とか。
Commented by green-field-souko at 2010-03-19 09:38
■管理人さま じいは土蜘蛛系だったのですか!?
ははーん。どうりで、登りたがるかとw 城の石垣じゃなくて山だけど。

出雲大社はベツモノで考えるのですか。
それではやっぱり半島系といざこざがあったのでは。
わらびてがたな?ですか。初めて聞きます。ありがとうございます^^
by green-field-souko | 2010-03-17 22:52 | 旅と隠遁 | Comments(20)