ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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龍と夜と百日紅




獣の臭いがそれなのであれば、
そのへんの神社の狛犬にでも喰わせてやればいい。
山犬系とか、バクッと容赦しない狛犬がいいね。

なんてことを言っていたら、水の感触。
明るくて、冷たくて、清々しくて、気持ちいいなあ、
なんだろ、パシャパシャと豊かに湧き出て飛び散るこの水は。

なるほど、龍だったか。
ごきげんな龍。
はぜる水玉。
森の匂いのする水は、獣の臭いをかき消していた。



それから、ほどけた気持ちで夜を歩いた。
誘蛾灯の下に百日紅(さるすべり)。
龍と夜と百日紅_c0145183_4583499.jpg



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by green-field-souko | 2015-08-11 23:27 | 日々の照り降り