じーさんとばーさんのアルバイト(1)
2007年 12月 18日
とーちゃん、かーちゃん。孫が二人居るんで名実ともにじーさんとばーさんですが。先日そのじーさん、ばーさんが、家の中にブルーシートを敷いてなにやらやっていましたので、訊ねましたら、「うっほっほっ。アルバイトだ」とじーさんが言うではありませんか。アルバイトぉ~!?
広大な穀倉地帯をかかえる阿賀野市は、稲作が盛んです。秋に刈り取ったあと、稲藁(いなわら)の利用活用として、JAささかみが立ちあげて進めている事業に「しめ飾り」があります。
燃やせば公害、捨てればごみになる稲藁を、地元のじーさん、ばーさんを集めて、しめ飾りに仕立て、20年前から首都圏などへ出荷しているのだそうです。
青々とした稲藁がそろう冬のはじめ、じーさん、ばーさんのしめ飾り部隊の募集がおこなわれます。みなさん現役を引退して、時間だけはあるひとたちです。また、「縄ない」の経験があり、縄・ワラジ・米俵・ミノなどを稲藁でつくる技術をもつスペシャリストです。
何年も続けて参加しているご夫婦がほとんどです。二人でやるのに適した作業なのだそうです。うちのじーさんは、この冬まで勤め仕事を持っていましたので、今年から本格的にお仲間に入れてもらいました。ばーさんもいっしょです。
聞けば、仕事は、意外にもきびしいです。寸法や品質に対して非常にシビアです。請け負った数を、締め切り日までに仕上げられないと、ふつうに怒られます。としよりだからといって安易な甘えは許されません。そんな厳しさも、じーさん、ばーさんには嬉しいらしく、まー、はりきっていること。
というなかで、まずは、JAの担当者がつき、実作業の前に、製作研修会が行われます。なにしろ、じーさん、ばーさんですから、新規勉強というだけでなく、記憶の再確認が必要だったりします。おもしろいことに、知らず知らずのうち、OJT(On-the-Job Training)が、ちゃーんと機能していたり。一方、「研修会で、何年かぶりで同級生に会った」なんていう交流話にも花が咲きます。
自分の孫みたいな齢のJA職員さんを、「なんだなんだ、縄もなえねんかい? そりゃあ大変だ、大学までいってなに習ったんだい?」なんて、からかうのも、田舎のじーさんたち流です。
広大な穀倉地帯をかかえる阿賀野市は、稲作が盛んです。秋に刈り取ったあと、稲藁(いなわら)の利用活用として、JAささかみが立ちあげて進めている事業に「しめ飾り」があります。
燃やせば公害、捨てればごみになる稲藁を、地元のじーさん、ばーさんを集めて、しめ飾りに仕立て、20年前から首都圏などへ出荷しているのだそうです。
青々とした稲藁がそろう冬のはじめ、じーさん、ばーさんのしめ飾り部隊の募集がおこなわれます。みなさん現役を引退して、時間だけはあるひとたちです。また、「縄ない」の経験があり、縄・ワラジ・米俵・ミノなどを稲藁でつくる技術をもつスペシャリストです。
何年も続けて参加しているご夫婦がほとんどです。二人でやるのに適した作業なのだそうです。うちのじーさんは、この冬まで勤め仕事を持っていましたので、今年から本格的にお仲間に入れてもらいました。ばーさんもいっしょです。
聞けば、仕事は、意外にもきびしいです。寸法や品質に対して非常にシビアです。請け負った数を、締め切り日までに仕上げられないと、ふつうに怒られます。としよりだからといって安易な甘えは許されません。そんな厳しさも、じーさん、ばーさんには嬉しいらしく、まー、はりきっていること。
というなかで、まずは、JAの担当者がつき、実作業の前に、製作研修会が行われます。なにしろ、じーさん、ばーさんですから、新規勉強というだけでなく、記憶の再確認が必要だったりします。おもしろいことに、知らず知らずのうち、OJT(On-the-Job Training)が、ちゃーんと機能していたり。一方、「研修会で、何年かぶりで同級生に会った」なんていう交流話にも花が咲きます。
自分の孫みたいな齢のJA職員さんを、「なんだなんだ、縄もなえねんかい? そりゃあ大変だ、大学までいってなに習ったんだい?」なんて、からかうのも、田舎のじーさんたち流です。
by green-field-souko
| 2007-12-18 10:26
| とるに足らないモノコト
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