あたたかな豪雪地から
2008年 01月 02日
お天気がよかったので郊外へ。車で30分、すこし雪がありました。大気もパキッとつめたくて。そのつめたさが、どこか、ここちいい。つくづく雪国生まれなんだなあ、と思います。
小さな湖で野鳥を眺め、内陸へ向かうと、つめたさはさらに張りつめてきます。
ここは呑気に小春日和だったりするけど、山の頂では今、雪が降っています。
雪の研究をしているひとから聞いたのですが。新潟は「あたたかい豪雪地」なのだそうです。ぎりぎりくらいで雪にとどまっている雪なので、ぽったり重く。もうちょっと地球温暖化が進むと、雪国でなくなるかもしれないそうです。
雪どけ水で育つ米・野菜、低温が必要な酒・味噌・醤油の醸造製品、もっと大きく見れば広葉樹の森が影響する漁場。こうした産業、食の文化、たずさわるひとと技術も、あやういということです。
国内の食糧自給率39%、それなのに工業製品みたいな食べものを大量生産・大量廃棄して、二酸化炭素をばんばん排出しながら「地球にやさしく」とか言っているおろかしさ。脆弱だなあ、と思います。
雪を見て、こんなことを考えるのは、おかしいでしょうか。
完全に割りきるか、愚かになるか、さもなくば良心を捨てられないと、マスメディアの仕事はつらい。ジレンマです。
小さな湖で野鳥を眺め、内陸へ向かうと、つめたさはさらに張りつめてきます。
ここは呑気に小春日和だったりするけど、山の頂では今、雪が降っています。
雪の研究をしているひとから聞いたのですが。新潟は「あたたかい豪雪地」なのだそうです。ぎりぎりくらいで雪にとどまっている雪なので、ぽったり重く。もうちょっと地球温暖化が進むと、雪国でなくなるかもしれないそうです。
雪どけ水で育つ米・野菜、低温が必要な酒・味噌・醤油の醸造製品、もっと大きく見れば広葉樹の森が影響する漁場。こうした産業、食の文化、たずさわるひとと技術も、あやういということです。
国内の食糧自給率39%、それなのに工業製品みたいな食べものを大量生産・大量廃棄して、二酸化炭素をばんばん排出しながら「地球にやさしく」とか言っているおろかしさ。脆弱だなあ、と思います。
雪を見て、こんなことを考えるのは、おかしいでしょうか。
完全に割りきるか、愚かになるか、さもなくば良心を捨てられないと、マスメディアの仕事はつらい。ジレンマです。
by green-field-souko
| 2008-01-02 21:30
| 旅と隠遁
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