ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

すっきりしなかったこと

 こどものころって、はやくおとなになりたい、と思っていました。とりわけ30歳に。経験をすこしずつ積みあげていく類の仕事をしていたので、30歳という節目に到達すれば、いろんな意味でラクになりそうな気がしていたのです。まあ、振り返ってみれば30歳なんて全然こども(わたしの場合ですが)。こりゃあ、60歳とかそれ以上を迎えないと、おとなにはなれそうにないなあ、と(わたしの場合ですが)。

 類型化とか、社会性とか、の前に、もっと単純に、おとなになる、歳を重ねることの尺度のひとつに、〝ふるまい〟があるのではないかと考え至りました。おとなからこどもを見て、こどもだと認識するのは、こどもがこどもらしいふるまいをするから。おとなびたふるまいをする幼児を見れば、平均よりもおとなっぽいかな、なんて感じるわけで。

 がんばりましたよ。成長しましたよ。見て見て、認めて、って周りに自己顕示欲をふりまいていたのかもしれない。はやくおとなになりたかったころのわたしって。これって、かなり、みっともない。けど、人間なんて、残念ながらそうそう成長するもんじゃないし、生まれ持った本質や背景は、いくつになっても変わらなかったりするのにね。

 だから、おとなをふるまうのだろうし、ふるまえるのがおとな、ってことなんだろうな。だれもが、自分の社会のなかで、ふるまいながら生きている。だれに見られようが気にせず臆せず、いちいち示すこともなく、齢をとっていきたいものです。○も×も、ひっくるめて。
Commented by シー坊 at 2008-08-30 09:05 x
草子様だけではないでしょうね
私も子どもの頃に「大人だ」と思っていた年齢(私の場合も30歳くらい)に、自分がなっても「あれ?こんなん?ガキの自分と大差ないな・・・」と、愕然としたもんです。
それからはやウン年。。。未だに自分の思う「大人」の振る舞いすら出来ていないような・・・その自覚だけはちゃんとあります
この歳でいーな。。。と思えるのは、休暇はきちんと休める事。
子どもの時はせっかく夏休みや冬休みの長期休暇があっても、宿題いっぱいあったもん!
Commented by green-field-souko at 2008-08-30 09:30
■シーさま わたしも、それからはやウン年。すれ違うごとくひとと会う
機会の多い仕事をしていると、相手、相手によって、どうふるまえば
コミュニケーションがスムーズにいくかを考えないわけにいかなくて。
それが不安でもあり、おとなを演じる自分への嫌悪感だったりして・・・。
by green-field-souko | 2008-08-30 08:31 | とるに足らないモノコト | Comments(2)