ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

雨の匂いはつめたくて



喪っていた身の置きどころを
雨音が示してくれた朝は、
いくらでも眠り続けられそうで嬉しくなる。



ここには、大きな音がない。
猫が居るだけだから。

にぎわう場がいつも苦手だった。
ふれてくる有形無形のものに疲れさせられていた。
痛みや悲しみはひとよりも大きく、
喜びや楽しさを表現するのが、下手だった。
集団になじめず、団体行動ができない。

できれば
穴蔵的環境にひきこもり、
そこで仕事なりをして
暮らしを立てていくのが望みだった。



がまんは上手な子どもだった。
おとなに便利なよい子だった。

発達障害や感覚過敏の語が、まだなかった時代。
どこにも、だれにも、なじめず、
わたしは、どうやって、生きて来れたのだろう。

ソウコハ カンカクカビン ジャナイノ?
ひとに言われ、
そうかもしれないと自分でも思ったので備忘録。





雨は上等の毛布。 おやすみなさい。





にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-05-03 06:23 | 日々の照り降り | Trackback

さしかえ一輪車




ついに一輪車(荷物運搬専用の手押し車)に穴が開いた。
正確に言えば、
バケットの底の腐蝕穴が広がり、とうとう枠状態になってしまった。
板を当てるなどして、だましだまし使ってきたが、もはや限界。
安い道具でもないのに困ったなあ。

なにかないだろうか?
そのへんをあてもなくゴソゴソさぐっていたら、
なんと!もう一台、一輪車が出てきたじゃありませんか!
(ただし、フレームが曲がり、パンクしていたけど)

こっちのはバケットおっけー。
こっちのはフレームおっけー。

おっけーのバケットを外して、
おっけーのフレームに差し替えてみたら、
まあまあ載せられた。
元々サイズが異なる両車なので、当然がたつきは仕方ないとして、
だましだまし使えそうではある。
(廃品利用ゆえ、それとて時間の問題だろうが)


c0145183_14043265.jpg


穴の開いていない一輪車は
えもいわれぬ安定感・安心感があって、
心の安寧を得た気さえして、
嬉しくて嬉しくて
もうちょっと畑をやってみようと思ったよ。






にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-04-29 14:36 | 畑でわたしは考える | Trackback

20180426のこと



とーちゃんが逝った日から、ちょうど、ひと月。



夢を見た。

c0145183_16310390.jpg

50代くらいの姿の父が、なにか小さな大工仕事をしていて、
明るい陽ざしのなか、
こちらに気がつき上機嫌で手を振る。
やあ、なのか、バイバイ、なのか判らない。

このあいだ死んだはずなのになあ、と怪訝に思い、
「お父さん、居るの?」
訊ねると
「おお、そっちに居るわや」
以前、住んでいた家の裏庭を、にこやかに差した。



新しい家を建て、不自由なく暮らしても、
今は廃屋になっている古家のほうを、
とーちゃんも、やっぱり好きだったのかなあ。

c0145183_16310938.jpg

いつか、
古家を含めていろんなことが片づいたら、
更地にあらためて簡素なねぐらをつくるのも、わるくない。
梅や茱萸(ぐみ)でも植え、
蕗(ふき)のあたりに矮鶏(ちゃぼ)を遊ばせ、
つつましく日々を暮らすのだ。



ちょうど、ひと月。
やっと夢に出てきてくれた。
ほっとしたのかな、
ようやく、きちんと泣けた気がする。








にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-04-28 16:37 | ふりかえる家族史 | Trackback

ありがとうございます


更新が滞っているにも関わらず、
お越しいただきまして、
また、あたたかなコメントやイイネをいただきまして、
ありがとうございます。

父が居なくなった喪失感は
どういうわけか、不思議と感じていないのですが、
それよりも
想像以上に面倒な公的事務作業に忙殺されておりまして、
なかなかブログにまで手がまわらない状態です。

お返事は必ずいたしますので、
申し訳ありませんが
もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

もうしばらく。
ここ雪国のソメイヨシノが散るくらいまで。

草子






にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-04-13 11:37 | Trackback | Comments(5)

降っても晴れても



病院でふた晩をすごしただけで、
わりと、あっけなく、とーちゃんは逝ってしまった。

29日の通夜、30日の葬儀、
そして初七日を過ごすと、かーちゃんは言い出した。
「じゃが芋を植えなくちゃ」

c0145183_16533347.jpg

種芋は買って置いてはあったが、
こんなときに畑仕事をしてよいものだろうか。
今年のじゃが芋をあきらめていた、わたしは驚いたけれど、
終わったことに囚われるより、
それならいっそ、畑仕事をするのもよいかなあと思い直し、
4月3日、キタアカリやトウヤなど数種類の種芋を
ふたりで植えることにしたのだった。

そうは言っても、なにしろ、こんなときなので
気が引けなくもない。
それで、きちんと畝を立てるまではせず、
平鍬で簡単に土を寄せるだけにとどめ、静かに種芋を深々と埋めた。

c0145183_16534038.jpg


植え時は待ってくれない。
すこし遅くなったけれど、なんとか間に合っただろう。
いつ、なにが、おころうとも。
人生の空が、降っても、晴れても。
変わることなく畑に季節はめぐるのだ。





とーちゃん、かっこいい戒名でよかったね。
「岳や清や龍の字なんかがある!」
と妹が感動していた。
新帰元浩岳清龍信士
そんな感じのひとだったなあ、とわたしも思う。


送りたいと思っていたフキノトウが、
春光の下で、ぐんぐん伸びている。
伸びすぎてしまった。

c0145183_16534942.jpg







にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-04-07 16:59 | ふりかえる家族史 | Trackback | Comments(20)

20180326



父、逝く。
今日の13:38でした。





にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-03-26 23:30 | ふりかえる家族史

おおさわぎの雪



昨日からの里雪型の降りっぷりで
公共交通機関が停まったり、
スタックや自損事故もあちこちで。

雪はいくらでも
ぼそぼそと空から落ちてきて、
昼をすぎても、ぜんぜん降りやまない。

c0145183_18491913.jpg


8年ぶりだという大雪から、
車を掘り出すのに2時間半。
迎えに行ってあげたいのに間に合わず、
焦りながら途方に暮れた午後。

c0145183_18491560.jpg

とりあえず、
磐越西線が徐々にでも復旧してよかった。




にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 半ひきこもりへ
にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-01-12 19:02 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(22)

JKおたま



しばらくぶりの、おたま嬢。


c0145183_12175545.jpg



年末。中学生までは報告がてら見せてくれていた成績通知表を
いつのまにか見せないようになったので、
たまばーが訊いたところ、
「お見せできるほどのものではござんせん」
とニヤつきながら答え、
たまママに、
見せられる成績とったらどうなの!と怒られていた。

英語をやりたいからと言って
遠距離通学を選んだのに、肝心の英語はどうなっているのか。
今のところ栄養士になりたいらしい。

まあ、どうでもよろしい。
だって、おたま、だもん。笑


その夜。
みんなで食べた後の、すき焼き鍋に野菜を大量に足し、
あらためて煮ているので訊いた。
そんなに、どうするの?
「余ったの、もらっていく」
「あす友達が遊びに来るから、ここにうどんを足す」
「こういうのが、一番おいしい」
おたまはそう言って、鍋ごと持ち帰ってしまった。
みんなが行き着かなかった、うどんもついでに。

おたまの友達、びっくりしただろうな。笑
まあ、どうでもよろしい。
だって、おたま、だもん。笑







More
# by green-field-souko | 2018-01-11 10:12 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(12)

ウミネコのいない空と海



ときどき行く海辺は
外に立つのも躊躇する風が吹き、
ちぎれた波の花が、舗道の上にも舞っていた。

c0145183_08594856.jpg

こんな日は、海鳥すら飛ばない。

c0145183_08595375.jpg

寄せては返す波の、永遠。

c0145183_08595853.jpg

満ち潮なのか。沖の風が強まったか。
波はどんどん高くなり、
しぶきが暴れ飛び、
もう帰れと怒られているような気がして
素直に帰れなかった。

冬の日本海は重低音。








にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 半ひきこもりへ
にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-01-10 23:18 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(4)

神域の雨



あろうことか
年末年始を白河夜船ですごしてしまい、
せめて松の内にと
土曜の朝、神社へ行く。

杉のよい香り。
御神燈のともる参道に、
飽和したような雨気が漂っている。
ほの暗い高揚。
オオカミ顔の狛犬。


c0145183_09275090.jpg

この神社は、たいてい雨模様。
地形のせいなのか、
訪ねたタイミングがたまたまなのか、
いつも、
深くに沁み入るような雨に包まれる。
気持ちいいなあ。


c0145183_09283458.jpg

二礼四拍手一礼。

2018年
わたしの周りのひとたちが、
みんな幸せでありますように。






にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 半ひきこもりへ
にほんブログ村
# by green-field-souko | 2018-01-09 09:32 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(2)