ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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佳境



お越しいただきまして、
コメントをいただきまして、
いつも、ありがとうございます。

お訪ねしなくちゃ、お返事をしなくちゃ
と嬉しがっておりますが、
今ちょっと、余裕のない状態です。
仕事が落ちつくまでお待ちいただければ幸いです。

勝手を申しまして、すみません。
よろしくお願いいたします。

草子





# by green-field-souko | 2019-03-04 09:23

近ごろのびっくり



はじめて就職した会社で
仕事のやり方を教えてくれた上司だったひとが、
地面師詐欺事件で逮捕されていた。

こんなこともあるものなのかと
ものすごく驚いたが、
頭の回転が速いひとだったから、
そのよい頭を、ちょっと違ったことに使ってしまったのだろう。

それでも、もし機会があったなら、
ひと一倍お世話になったことだし、
おいしいお菓子でも差し入れてあげたいと言ったら、
聞いていたひとは、
それってドラマとかの刑務所の面会を想定していないか?
と笑った。



まだ春浅いブナの森でのパーティーで
楽しく話したひとが、
遠い街の副市長になっていた。

あのときは感じのよい青年風だったけど、と思い出していたら、
聞いていたひとは、
いつまでもさわやかではいられないのが人生
と言って、珈琲を淹れてくれた。



みんな、いろいろ、そうなんだなあ、と思った。




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# by green-field-souko | 2019-02-24 07:34 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(8)

鈴呑みという選択




おいしいお蕎麦のお店と
おいしいシーフードパスタのお店を
重役氏が教えてくれたのは、
隠れ家の常連になっている僕っていいでしょ、ってことなのか。

お蕎麦もシーフードパスタも好きだけど、
そこまででもないなあ、と頭の中でつぶやいていたら、
最近どんな店に行っているかを訊かれ、
たいしてどこへも行っていないわたしは困りながら
本町市場のなかにある魚屋さんの名前を出してみた。

その鮮魚店は、活きのよい地魚や
自店でこしらえた海産物のお惣菜なんかも売るが、
折りたたみ長テーブルとパイプ椅子を店先にしつらえて、
定食や一品料理をそこで食べさせてくれもする。
(のみものはオール持ち込みシステム)


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こう言ってはなんだが、
戦後の闇市っぽいような、昭和な場末感が漂っている。

それが、いい。

そもそもは秋の頃。
今どこそこにいるからと、
日曜の昼にLINEで仕事仲間に呼び出されて行ってみたら、
ウォーキング途中だという彼は、
鮭の焼き漬けを肴に缶チューハイを呑んでいたのだった。

ご相伴にあずかり、ここいいね、と誉める。
そうだろうと機嫌よく呑む彼の実家は古い料亭だそうで、
少年時代は高脚膳で出される料理が常の食事で、
ネエヤさんがつきっきりでお給仕してくれていたという。

ちょっと違うけど太宰治みたいだった?と訊くと、
全然違うけどお坊ちゃまではあった、と笑った。

そういうお坊ちゃまなので
肴がなくなると店をぐるっとまわり、
値段なんか気にせず、あれとこれとそれを好きに持ってくる。


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女将さんが勧めてくれた〝新潟の上海蟹〟には笑った。
上海で獲れるから上海蟹って言うんじゃないの。
時季が早くミソや内子がすこしなので400円でいいよ、というオチ。
おいしかったけど。



なんて話をしてみたら重役氏は、
草子さんは和食が好きなんですね、とだけ頓珍漢に言った。
もちろん話は続かなかった。
だよね。

休日のウォーキング途中、この鮮魚店でランチ呑みすることを
お坊ちゃまは、店名から一文字とって「鈴呑み」と言っている。





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# by green-field-souko | 2019-02-16 23:55 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(14)

そうるふうど in 寺泊



寺泊民俗資料館
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisetsu/bunka/te-minzoku.html

昔ながらの郷土料理を再現した展示。
今に伝え継がれているものもあれば、
習俗の変わり様のなかで、忘れられていったものもある。

自然と消えていくものは仕方ないけれど、
それなら、せめて、できるだけ記録くらいしておきたいと思う。
消えていくものは、どうしてこんなに愛おしいのだろうか。




獲れる時期を待っていた、
スケソウダラの煮つけ。

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似たような魚でも、マダラとなれば高級で、
庶民の食卓に並ぶのはスケソウのほう。
甘じょっ辛い煮汁が寒さのなかで固まり、
翌朝、煮こごりになっているのが、また楽しみだった。



長岡伝統野菜でもある体菜の漬物を、
打ち豆や酒粕と合せた煮菜(にぃな)。

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似たような煮物でも、
うちの地方では体菜よりも大根菜だった。
蒲原平野は広く、大根も多く栽培されていたついでに
葉を利用したのだろうと想像されるが、
「あたため直しても煮とけにくいから」というのは母の考え。

煮菜のようなものには
鰹節や昆布は贅沢で、干し子(煮干し)を使う。




ある野菜がつくり続けられるのは、
食べたいひとがいて、料理のできるひとがいて、
品種なりが選ばれて残っているのだから、
考えてみれば、なかなか大変なことなのかもしれない。





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# by green-field-souko | 2019-02-10 12:48 | そうるふうど | Trackback | Comments(11)

春一番が吹いた日の海


三日前。

雪が少ないのは生活のうえでは嬉しくもあるが、
早すぎる今年の春に
気持ちがザワザワと落ちつかないのは、
生きものの本能なのだろうか。

今時季にしては、穏やかな日本海。

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海に背を向けると
山までもがザワザワ動いていて、
春はいつも不穏なのだ。

どこにも民家はないのに、
集落の名残りの消火栓。

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ここ数年、旅が足りていない。
猫と居るようになってから特に。
旅不足ながら、
それもまあ、よしとする。



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# by green-field-souko | 2019-02-07 09:46 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(4)

繭玉かざり



昨年、暮れのうちに
囲炉裏端にムシロを敷いた。

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しょっから鍋を自在鍵に吊るして、
火鉢や煙草盆もしつらえて、
あったかい風景になった。



それから、小正月の餅花。
あるいは繭玉飾り。
時代や地域でさまざまありすぎて
これとは決められず、
結局シンプルになったとか。

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天蚕の繭みたい。
清々しさが
展示したひとに似ている。
翳まで美しいのだから。





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# by green-field-souko | 2019-01-24 11:37 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(12)

畑じまい



雪が降る前に、大根や長ねぎの冬囲いをした記憶が
ないわけではないが、
そのように昔ながらの冬支度を
やらなくなってしまったのは、いつからだったろう。

今でも周りでは、冬を前に畑から野菜を
まとめて採って保存するひとは
めずらしくないのだから、
ただ単にうちが、冬支度を怠けているだけかもしれない。

畑の師匠(母)は言う。
「だって、採りたてのが全然おいしいもの」
ドカ雪が降れば窮するのは間違いないのに、
「その時はその時よ」
雪で畑が埋まるリスクを承知で、野菜を畑に置いておく。


雪に遭うと、野菜は甘くなる。
キャベツ、大根、白菜、長ねぎは畑に残す。


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12月中に全部までは採りきれなかった赤かぶは、
小さなものまで畝から拾い、
スが空かないうちに甘酢に漬けよう。


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小正月をすぎて、ようやく、畑じまいとする。

なんだか落ち着かなかったのは、
このせいだったのかもしれない。






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# by green-field-souko | 2019-01-17 19:46 | 日々の照り降り | Trackback | Comments(8)

二礼四拍手一礼



仕事のすき間に、寄り道。

ここの神社は不思議。
山にあるせいか
突然、雨が降ったり、びゅんと風が吹いたり、
あたたかな天気雨に変わったりする。

ちょっとしたサプライズも起こる。
このあいだは境内で、
紅い打掛と羽織袴の結婚式に偶然遭遇したし、
そのまえは、素人目にもみごとな盆栽や
よい香りの菊花を見せてもらった。

信仰心がたいしてあるわけじゃないのに、
たまに足が向くのは、どうしてなのだろう。

願をかけることは今のところなく、
ただ、自分の在りようについて感謝を言い、
周りのシアワセを祈る。



この日も。

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鳥居をくぐるときは雨だったのに
わずかの時間に
参道の杉林は見る見るもっさりと白くなり、
本殿へ着いたら、薄っすらと雪が積もっていた。

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そして、車を停めた門前へ戻ると、
明るくなった空から、晴れやかに陽が射していた。

気が済んだので、
初詣には行っていない。






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# by green-field-souko | 2019-01-05 07:01 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(12)

暮れゆく大晦日



板の間にムシロを敷き、囲炉裏に鍋をつるす。

ヘッツイの釜の上には蒸篭。
たっぷりの湯がたぎり、
もうもうと熱い湯気にもち米が蒸される。
(という設定)

神棚を造りつけ、榊や鏡餅も。

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寺泊民俗資料館。
展示替えをしたら、
なんだか、ほっと、落ちついた。
2018年が暮れてゆく。
よい年だった。
よい仕事をさせてもらえたのだから、
感謝しながら次へつなげたい。



辺境ブログにお越しくださいましたみなさま。
2018年ありがとうございました。





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# by green-field-souko | 2018-12-31 16:39 | 旅と隠遁 | Trackback | Comments(10)

近況



くたびれて風邪。
善良なひと達からの元請け仕事。
こじらせて熱と咳。
それをこなすためのアイテムを差し出してくれるひと。
気管支炎。
約束の旅。
WILLERのターミナルがおもしろい。

吸入器、白い錠剤、シロップ。
古市から竹内街道であちこち。
葡萄畑、蜜柑畑、古墳。
羽曳野は大阪よりも奈良に暮らしが近い。

小児喘息だったころに戻ったような咳。
民俗から追っての打診。
眠くて仕方ない。
リスト検索システム項目の検討。
情報発信のライティング。
なかなか終わらせられない調査カード。
来月頭の打ち合わせ準備。

羽曳野のクリニックでもらった薬が
なくなったので、
きのうのブランチは打ち合わせがてら、
トマトスープ、ブロッコリー、ワイン。
ハイスペックSE氏のやり方は、すごくて素敵。
仕事ぶりにどきどきさせられて、
おもしろくて仕方がない。

動きすぎた。支離滅裂。おやすみなさい朝だけど。




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# by green-field-souko | 2018-11-25 07:40 | とるに足らないモノコト | Trackback | Comments(8)