ずっと生き難かった。ため息と深呼吸の備忘録。


by 草子
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さしかえ一輪車




ついに一輪車(荷物運搬専用の手押し車)に穴が開いた。
正確に言えば、
バケットの底の腐蝕穴が広がり、とうとう枠状態になってしまった。
板を当てるなどして、だましだまし使ってきたが、もはや限界。
安い道具でもないのに困ったなあ。

なにかないだろうか?
そのへんをあてもなくゴソゴソさぐっていたら、
なんと!もう一台、一輪車が出てきたじゃありませんか!
(ただし、フレームが曲がり、パンクしていたけど)

こっちのはバケットおっけー。
こっちのはフレームおっけー。

おっけーのバケットを外して、
おっけーのフレームに差し替えてみたら、
まあまあ載せられた。
元々サイズが異なる両車なので、当然がたつきは仕方ないとして、
だましだまし使えそうではある。
(廃品利用ゆえ、それとて時間の問題だろうが)


c0145183_14043265.jpg


穴の開いていない一輪車は
えもいわれぬ安定感・安心感があって、
心の安寧を得た気さえして、
嬉しくて嬉しくて
もうちょっと畑をやってみようと思ったよ。






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by green-field-souko | 2018-04-29 14:36 | 畑でわたしは考える | Trackback

20180426のこと



とーちゃんが逝った日から、ちょうど、ひと月。



夢を見た。

c0145183_16310390.jpg

50代くらいの姿の父が、なにか小さな大工仕事をしていて、
明るい陽ざしのなか、
こちらに気がつき上機嫌で手を振る。
やあ、なのか、バイバイ、なのか判らない。

このあいだ死んだはずなのになあ、と怪訝に思い、
「お父さん、居るの?」
訊ねると
「おお、そっちに居るわや」
以前、住んでいた家の裏庭を、にこやかに差した。



新しい家を建て、不自由なく暮らしても、
今は廃屋になっている古家のほうを、
とーちゃんも、やっぱり好きだったのかなあ。

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いつか、
古家を含めていろんなことが片づいたら、
更地にあらためて簡素なねぐらをつくるのも、わるくない。
梅や茱萸(ぐみ)でも植え、
蕗(ふき)のあたりに矮鶏(ちゃぼ)を遊ばせ、
つつましく日々を暮らすのだ。



ちょうど、ひと月。
やっと夢に出てきてくれた。
ほっとしたのかな、
ようやく、きちんと泣けた気がする。








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by green-field-souko | 2018-04-28 16:37 | ふりかえる家族史 | Trackback

ありがとうございます


更新が滞っているにも関わらず、
お越しいただきまして、
また、あたたかなコメントやイイネをいただきまして、
ありがとうございます。

父が居なくなった喪失感は
どういうわけか、不思議と感じていないのですが、
それよりも
想像以上に面倒な公的事務作業に忙殺されておりまして、
なかなかブログにまで手がまわらない状態です。

お返事は必ずいたしますので、
申し訳ありませんが
もうしばらくお待ちいただければ幸いです。

もうしばらく。
ここ雪国のソメイヨシノが散るくらいまで。

草子






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by green-field-souko | 2018-04-13 11:37 | Trackback | Comments(5)

降っても晴れても



病院でふた晩をすごしただけで、
わりと、あっけなく、とーちゃんは逝ってしまった。

29日の通夜、30日の葬儀、
そして初七日を過ごすと、かーちゃんは言い出した。
「じゃが芋を植えなくちゃ」

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種芋は買って置いてはあったが、
こんなときに畑仕事をしてよいものだろうか。
今年のじゃが芋をあきらめていた、わたしは驚いたけれど、
終わったことに囚われるより、
それならいっそ、畑仕事をするのもよいかなあと思い直し、
4月3日、キタアカリやトウヤなど数種類の種芋を
ふたりで植えることにしたのだった。

そうは言っても、なにしろ、こんなときなので
気が引けなくもない。
それで、きちんと畝を立てるまではせず、
平鍬で簡単に土を寄せるだけにとどめ、静かに種芋を深々と埋めた。

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植え時は待ってくれない。
すこし遅くなったけれど、なんとか間に合っただろう。
いつ、なにが、おころうとも。
人生の空が、降っても、晴れても。
変わることなく畑に季節はめぐるのだ。





とーちゃん、かっこいい戒名でよかったね。
「岳や清や龍の字なんかがある!」
と妹が感動していた。
新帰元浩岳清龍信士
そんな感じのひとだったなあ、とわたしも思う。


送りたいと思っていたフキノトウが、
春光の下で、ぐんぐん伸びている。
伸びすぎてしまった。

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by green-field-souko | 2018-04-07 16:59 | ふりかえる家族史 | Trackback | Comments(20)